赤字超大国アメリカの「算段」

2007年3月号 連載 [隗より始めよ]

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 世界最大の赤字国アメリカには、黒字国であるアジア諸国と石油産出国からモノとカネが怒涛のごとく流れ込んでくる。アメリカはモノを買ってカネを払うのだから、本来はモノが流れ込むとカネが流れ出るはずだ。ところが黒字国は、モノを売ってカネを受け取っても自国内で使う当てがないとして、そのままアメリカにカネを戻して運用している。かくしてアメリカは、赤字をいくら増やしてもカネに不自由しないという夢のような世界で、せっせと買い物に励むことになる。 もともと流れ出るはずのカネが、アメリカに逆流して入ってくるのだから、経済活動には余剰なカネである。使い切れないほどのカネと積極的な借り手が出合うと、土地と株式を媒介にしてカネがカネを生み、バブルになる。そして、このゲームが続くには、勇敢な借り手が次々と参加することが必要となる。この点、アメリカには、借金を奨励 ………

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