トヨタに迫る「大政奉還」

豊田家の御曹子、章男副社長の社長就任は来年か。その後見を託された奥田相談役の推挙がカギ。

2007年3月号 BUSINESS [豊田家4代目]

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 1月11日、名古屋市西区の産業技術記念館。トヨタ自動車名誉会長の豊田章一郎は満面に笑みを浮かべていた。自動織機を発明したトヨタグループの始祖、豊田佐吉を祖父に、トヨタ創業者の喜一郎を父に持つ章一郎は2月末で82歳。2日前には名古屋財界の新春パーティーにも出席、この日も取り囲んだ報道陣からトヨタが米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜き世界一になるとの見通しについて尋ねられると「勝った、負けたなんて、君たち、相撲じゃないんだから」と冗談を飛ばすなど、健在ぶりを見せつけた。 この日、章一郎を喜ばせたのは記念館に新たな展示品が加わったことだ。1898年製の石炭式「蒸気機関」(幅14メートル、高さ3メートル)で、グループの源流となる旧豊田紡織本社工場で使われていたものと同型。豊田自動織機が、ドイツの製材所に保存されていた実物を十数年がかりで探し出し、当時の状態に ………

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