三菱自動車と三菱重工 ロシア進出で足並み乱れる

2007年3月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

 経済成長の著しい新興市場ロシアをめぐり三菱自動車で足並みの乱れが起きている。ロシアでは三菱のセダン「ランサー」の人気が高い。06年にロシアでの三菱車の販売台数は約7万台で、日系メーカーではトヨタ、日産に次ぐ地位を占める。 現在は輸出で需要に対応しているが、将来の有望市場でさらに販売を伸ばすためには、現地に工場を建設し、供給能力を整備するのが自動車メーカーの定石だ。10年の現地生産開始を目指して昨年12月にロシア政府と覚書を交わし、進出の意向を正式に伝えた。 ここで問題になるのが三菱の海外事業の不得手ぶり。豪州での現地生産は販売不振で赤字を垂れ流し、工場閉鎖の噂が絶えない。米国も生産能力過剰に悩んでいる。こうした状況に三菱自動車の経営再建の後見人で、筆頭株主でもある三菱重工業の首脳は「ロシア単独進出は分不相応」と言い放ち、エンジンや車両の相互 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。