尾身財務相をまんまと取り込んだ財務官僚

2007年2月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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 大臣就任当初は財務省のやり方に警戒感をあらわにしていた尾身幸次財務相が最近、財務官僚に急接近している。初の予算編成を安倍首相の指示どおり乗り切ることができた高揚感もにじむが、老練な財務官僚が商工族の尾身氏をまんまと取り込んだように見える。 07年度予算の財務省原案を内示した12月20日の臨時閣議後の会見で尾身財務相は、予算編成を振り返り「正直なところ財務官僚の皆さんも司々(つかさつかさ)で頑張っていただいた」と感慨深げに謝意を表した。御用納めを翌日に控えた27日には、自ら幹部職員に泡盛を振る舞うなど異例の慰労会を主催し、周囲を驚かせた。また26日の経済財政諮問会議では「私自身の考え方でもある」と注釈をつけたうえで、07年度予算における財政再建の進展を踏まえた財政楽観論を牽制した。今秋から消費税論議を始めたい財務省にとって楽観論は警戒すべき論調だけ ………

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