2007年2月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
西武ホールディングス(HD)の周辺がまたまた騒がしくなってきた。旧コクドや西武鉄道など6社が、04年までに堤義明元コクド会長に対して約7億円の利益を提供していたとして東京国税局から2億円を超える源泉所得税を追徴課税されていたことが判明。日興コーディアルグループの不正会計問題の影響で西武HDに送り込まれていた取締役2人が辞任。さらにプロ野球事業で提携したばかりのグッドウィル ・グループの子会社、コムスンが介護報酬を過大請求していた疑いで東京都の立ち入り検査を受けた。 堤元会長への利益提供とみなされたのは父・康次郎氏の墓地の管理費や元会長が利用していたヘリコプターの運用費など。「荻窪夫人」と呼ばれていた元会長の愛人が住んでいた「社宅」も含まれているようだ。西武HDは、いったん全額を納付したうえで国税不服審判に審査請求した模様。元会長の実弟である堤康弘 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。