米景気の減速はない海上コンテナは大幅増
2007年2月号 BUSINESS [インタビュー]
――海運市況は、景気の動向を知る有力な指標です。最近の動きから、2007年の世界経済をどうみていますか? 芦田 アメリカ向けは、06年のコンテナの荷動きが前年より13%増え、今年も同じ程度は伸びるでしょう。エコノミストらには「住宅バブルが崩壊し、スローダウンする」との見方がありますが、私は、もうちょっと強気にみています。例年、クリスマス向け出荷が終わる10月中旬から、荷動きが1割くらい落ちるのですが、昨年は北米航路で11月中旬まで落ちませんでした。欧州航路も06年のコンテナ量は15%伸び、クリスマス向け出荷後も、満船状態が続いた。07年も、安定的な成長が続くでしょう。 ――たしかに、強気ですね。 芦田 昨年暮れ、アメリカの大手住宅販売会社の経営者たちに話を聞いたら、「いまが一番厳しいが、来春は上向いてくる」という見方でした。根拠として、住宅価格は下がってい ………
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