グローバル化に耐えうる教育

2007年1月号 連載 [隗より始めよ]

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 日本経済の国際化が言われて久しい。因みに筆者が大学を卒業し、実社会に職を得た35年前にも、すでに経済の国際化の流れが強く意識されていた。しかし、現在進行しつつある事態は、当時の想定をはるかに超えるものだ。 まず、国境を越えて移動する財やサービス、資金の伸びを確認しておこう。たとえば、ここ十数年間で、世界経済の名目GDP(国内総生産)は約2倍になった。しかしこの間、貿易取引は約3倍、そしてクロスボーダーの資本取引は約6倍以上にまで拡大するに至っている。 日本を代表する世界企業であるトヨタの自動車販売を見てみよう。1990年には国内販売が250万台、海外販売は240万台であった。その比率が15年後の2005年には国内180万台、海外540万台に大きく変化。さらに2010年には国内180万台に対して、海外販売の目標は何と800万台だ。 こうした変化をもたらしている背景のひとつは冷 ………

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