三菱重工は福江常務が本命

2007年1月号 連載 [人事 HUMAN FACTOR]

  • はてなブックマークに追加

 07年6月、三菱重工業のトップが交代しそうだ。世界的なエネルギー需要や海運需要の拡大を追い風に原動機や造船の受注が伸びて業績回復のメドがたち、同時に西岡喬会長(70)と佃和夫社長(63)が2期4年の任期満了を迎えるためだ。同社には、会長と社長の任期が2期4年という「不文律」があり、これを踏襲すると見られる。 佃社長の後釜を争っているのは、原子力事業本部長の浦谷良美常務(60)、原動機(発電機)事業本部長の福江一郎常務(60)、航空宇宙事業本部長の戸田信雄常務(61)の3人。なかでも大赤字に陥った原動機を立て直し、風力や太陽光発電事業を育てた福江常務が有力視されている。その一方で、提携関係にある米ウエスチングハウス(WH)が東芝に買収されるなど原子力企業の世界的再編が進む中、米国などで復活し始めた原子力発電所の新設需要を取り込む新戦略が求められることから、 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。