トヨタがミシガンに進出日米摩擦回避の切り札か

2007年1月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

 トヨタ自動車が米自動車産業の「お膝元」ミシガン州にエンジン工場の建設を検討している。ゼネラル.モーターズ(GM)やフォードの不振に伴う失業対策と日米摩擦回避の切り札として考えている。 日本企業は通常、全米自動車労組(UAW)の影響が強い州は敬遠するのだが、あえてその一つである同州を選んだ理由は、実はグランホルム同州知事の入れ知恵。グランホルム知事はトヨタ幹部に同州のUAW影響力図を見せ、「UAWが出ていない地区もある」と説得したという。 同州への立地は政治的に意味がある。グランホルム知事は民主党出身であり、民主党に恩を売る形となる。先の中間選挙で敗れた共和党に代わり、民主党が今後、勢力を伸ばすのは明白。国内産業への保護主義的な考えが強い民主党政権となれば、日本メーカーへの圧力が強まると、トヨタは読んでいる。トヨタの06年1~10月の米国への輸出台数は1 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。