甦る三島劇『鹿鳴館』の喝采

劇団「四季」がロングラン公演。観客動員数8万人の快挙!

2007年1月号 DEEP

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 欧化政策と日本の伝統の間で揺れる明治の開化期の社交界を舞台にしたこの『鹿鳴館』をはじめ、いまも海外で公演される『サド侯爵夫人』や『近代能楽集』など三島由紀夫の戯曲の文学的たくらみの成果を「小説以上」とする評価は、内外に少なくない。 けれどもいわゆる新劇の解体から空白の久しいこの国の演劇空間にあって、ストレートプレー(台詞劇)としての「三島劇」が1年間、のべ8万人近い観客を動員して171回にわたるロングラン公演を成し遂げようとしていることは特筆されていい出来事だろう(最終公演は2007年1月8日まで、東京・自由劇場)。

生きた言葉が火花散らす

 アンドリュー・ロイド・ウェーバーの『キャッツ』や『オペラ座の怪人』など、欧米からの輸入ミュージカルを中心にした舞台で興行的にも大きな成長を遂げてきた劇団四季が劇団創立から半世紀を経て、あえて三島の『鹿鳴館』という台詞劇を06年のプ ………

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