ドル箱福岡路線を巡り愛知の2空港が激突

2007年1月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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 開港2年目の中部国際空港と、愛知県営となった名古屋空港との間で路線を巡るつばぜり合いが起き、関係者の頭を悩ませている。事の発端は、JALが11月から中部―福岡を一日8便から6便に減らす一方、JALグループのジェイエアが名古屋―福岡に小型機を一日5便就航させたことにある。これに反発したのが中部国際空港会社の平野幸久社長。「(定期路線の)中部空港一元化は新空港建設の前提だったはず」と愛知県を批判した。 対する愛知県は、「名古屋空港はコミューター機の総合空港」と位置づけているため「今さら何を」との姿勢。というのも、名古屋―福岡に就航するのは50人乗りの小型機であり、「60席以下の小型機は“不定期扱い”」との立場だからだ。加えて、すでにジェイエアは名古屋空港から長崎、熊本にも小型機を飛ばしているが、JALは中部空港からも長崎、熊本に路線を持つ。なぜ、福岡線にだけ文句 ………

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