ロスアラモスに「魔手」核機密を盗んだ国

絶対不可侵の軍事研究所から、ディスクが消えた。CIAとMI6が疑うのは北朝鮮……。

2006年12月号 GLOBAL

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 10月下旬、最高度のセキュリティー対策がとられている米国の核兵器開発の心臓部、ロスアラモス国立研究所(ニューメキシコ州アルバカーキ近郊)の施設から、英海軍の最新型原子力潜水艦搭載の核弾道ミサイル「トライデント」の機密情報が盗まれた。英国の対外諜報機関MI6は、大慌てで追跡している。「トライデント」搭載の原潜は、英国防省の指令で北朝鮮の核実験を監視する重要任務を遂行することになっている。冷戦時代に英米両国間で取り交わされた密約で、英国が保有する核兵器の詳細情報は、ロスアラモスに保管されている。同研究所のマイケル・アナスタシー理事は「あまりに事態が深刻で、詳しい状況を話すことはできない。影響は国外にも広がる可能性がある」と述べた。 MI6とCIA(米中央情報局)は「この盗難事件に北朝鮮工作員が関与していたかどうかをまず確かめる必要がある」としている ………

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