100回目迎えた広州交易会名称を変え輸入も奨励

2006年12月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]

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 1957年に始まり、春・秋開催でことし100回目を迎えた国際見本市「広州交易会」が、正式名称の「中国輸出商品交易会」を「中国輸出入商品交易会」に変えることになった。貿易黒字が膨らみ、欧米などとの摩擦が激しくなっているため、政府は輸出一辺倒から輸入促進に踏み切るのだ。 米ソ冷戦のさなか「竹のカーテン」と呼ばれる鎖国的政策をとった中国では、70年代末までは外貨獲得のための唯一の大規模商談の場が広州交易会だった。80年代以降も途切れることなく、10月15日の開会式に出席した温家宝首相が「輸出入の均衡がとれた貿易の発展を目指すため、第101回から名前を『中国輸出入商品交易会』とする」と述べた。来年から海外のブランドに出展を呼びかけるという。 ………

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