「大阪梅田」ゼネコン大戦争

「北ヤード」や「阪急百貨店」の受注をめぐり、竹中、大成、大林があの手この手の争奪戦。

2006年12月号 BUSINESS

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「誰もが予想していた落札結果。ミエミエの出来レースだった」 11月1日、都市再生機構と鉄道建設・運輸施設整備支援機構が実施したJR大阪駅北側の貨物駅用地(通称「梅田北ヤード」)の再開発事業者を決める入札について、大手ゼネコン幹部は苦々しく語った。 梅田北ヤードは総面積約24ヘクタール。JR大阪駅や阪急電鉄梅田駅に隣接し、地元財界や不動産業界関係者の間では「関西最後の超一等地」と呼ばれてきた。今回入札対象となったのはA、B、Cに3分割された先行開発区域のうち、すでに事業者が決定したBゾーンを除くA、Cの2区域。事業審査を経て入札に臨む最終選考に残っていたのは二つの企業連合で、代表企業は三菱地所と三井不動産だった。そして「誰もが予想していた」三菱地所の企業連合に軍配が上がった。 今年5月に行われたBゾーンの入札で事業者に選ばれたのはオリックス・リアルエステー ………

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