新聞販売部数はイカサマ

2006年12月号 連載 [メディアの急所]

  • はてなブックマークに追加

 日本ABC協会による朝刊「定数」では、「読売」が1003万部で首位、2位は「朝日」の803万部、3位「毎日」(395万部)、4位「日経」(303万部)。なぜか毎日以外はみな端数が03万部だ。「1千万台、800万台、300万台の大台死守のための数字だ。販売不振の毎日は400万台の見栄さえ張れなくなった」と大手新聞幹部は打ち明ける。 新聞社は「実売」部数を決して明かさない。販売と並ぶ収入の柱である広告単価に響くためだ。定数と実売の差は「押し紙」が埋める。新聞社が販売店に押し付ける偽装部数だ。押し紙は日経の約5%を除き実売の30~40%にも達している。 インターネット新聞「オーマイニュース・ジャパン」によると、販売店側が実売数より多く注文する「積み紙」問題もある。販売店自ら部数を積み増して、折り込み広告料を水増し。その稼ぎを押し紙の支払いにあてる例もある。オーマイは「押し紙や ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。