米国が模索する 中東政策「大転換」

中間選挙でブッシュに下った「鉄槌」。いまやイラク撤退論が公然と語られ、日本にも出番。

2006年12月号 COVER STORY

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 老兵は去りゆくのみ――「アメリカの傲慢」を絵に描いたようなドナルド・ラムズフェルドが、ペンタゴン(国防総省)を追われた。共和党が屈辱的大敗を喫した中間選挙の翌日、11月8日にブッシュ大統領はホワイトハウスで更迭を発表、めっきり老けこんだ彼をどんな美辞麗句でねぎらったとしても、「史上最悪の無能な国防長官」として歴史に名を刻んだことは間違いない。 民意の“鉄槌”である。下院は共和党196対民主党229、上院は非改選を合わせると共和49対民主(独立系含む)51で、大統領・議会両院を共和党が握る時代は12年ぶりに終わりを告げた。最大の敗因が「イラクの泥沼」だったことは誰の目にも明らかだろう。ラムズフェルド長官をかばい続けてきた大統領も「泣いて馬謖(ばしよく)を斬る」羽目になった。 残る2年間の政権運営は茨の道である。イラク駐留米軍の早期撤退を訴えた民主党の支配の ………

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