B型肝炎「Aタイプ」が蔓延感染者の多くが若い男性

2006年12月号 DEEP [ディープ・インサイド]

 日本のB型肝炎ウイルス(HBV)の感染者は推定、約100万人。最近、従来日本人にはないとされた欧米型のAタイプ(遺伝子型)のウイルスを持った感染者が急増している。国立病院機構の研究報告によって、B型急性肝炎を発症した患者のうちAタイプは04年、05年ともに32%を占めていることが明らかになった。原因は海外における買春。Aタイプのウイルスに感染して帰国した日本人が感染源になっており、また男性同性愛者の間でも広まるなど、エイズに似た流行パターンが見られる。 日本人の場合、B型急性肝炎が慢性化して肝硬変、肝がんに移行する確率は1%以下だが、欧米人では10%以上が慢性化する。この差は感染ウイルスの違いによるものだが、欧米型ウイルスの侵入は日本人のB型急性肝炎が慢性化することを意味している。しかも、Aタイプのウイルスは、日本人に圧倒的に多いCタイプより潜伏期が約半年と ………

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