「LNG」危機に瀕す大失態

抜け目なく立ち回る中韓印。お人好しの日本は供給源20%を奪われかねない。

2006年12月号 BUSINESS

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 それにしても、日本とはつくづくお人好しな国である。見通しの甘さ、根回し不足、そして押しの弱さが災いして、相次いでエネルギー供給源を失っている。 にもかかわらず、マスコミは失態を覆い隠す経済産業省の釈明に騙されたままだ。特に天然ガスでは抜け目ない中国にしてやられ、このままでは日本のLNG(液化天然ガス)に「2010年危機」がやってくる。日本が輸入しているLNG約6千万トンの2割近くに相当する量が収奪されようとしているのだ。 ロシアのサハリンでは、環境破壊が問題になっている「サハリン2」に加え、「サハリン1」でも「衝撃的な覚書」(業界関係者)が結ばれた。ロシア政府の意を受けて輸出先を選定していた主力開発企業のエクソンモービルが、08年から産出が始まる天然ガス年間600万トンの全量を、中国石油天然ガス集団公司(CNPC)に譲り渡すことを決めたのだ。

日本側に三つの誤算

 もともとは ………

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