不振のネット証券「ジョインベスト」は、早くも身売り先探し。ソニー銀行が浮上した。
2006年11月号 BUSINESS
今年最大のIPO(新規株式公開)はこれでほぼ決まりだろう。10月3日、東証1部に上場した野村不動産ホールディングス(HD)である。 初値は3900円と公募・売出価格の3500円を上回る人気ぶり。同日の終値で計算すると時価総額は6152億円。今年首位だったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のミクシィ(9月マザーズ上場)の3倍近く、ぶっちぎりでトップとなった。 鈴木弘久社長は同日会見し、喜びとともに安堵の表情を見せたが、野村ホールディングスとの関係については微妙な発言をした。「野村HDの持ち分法適用会社で、当社の親会社である野村土地建物の持ち株比率は、この上場で64%程度に下がる。この比率は自然に減少していくだろう。野村証券とは、金融と不動産の融合という新しいビジネスの流れのなかで協力したい」 意訳すれば、資本関係は薄れていき、ビジネスの提携先になってい ………
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