最高裁が激怒読売を除く各社が大誤報

2006年11月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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 読売を除く各新聞やNHK、共同通信などが次の最高裁長官人事を読み間違えた。最高裁は激怒。訂正や間違えられた判事への謝罪を求めている。 9月23日昼のニュースでNHKがまず「次の最高裁長官に堀籠幸男最高裁判事が決まった」と報じ、同日午後4時頃、共同通信が同じ内容の記事を配信。朝日、毎日、産経などが24日付朝刊で追随した。ところが、政府が10月3日の閣議で第16代長官に指名したのは島田仁郎最高裁判事。同日付の朝刊で朝日は「一時は堀籠幸男最高裁判事が有力視されていた」、毎日も「後任には一時、堀籠幸男最高裁判事が有力とする見方が強かった」と言い訳した。 最高裁関係者によると、戦後、最高裁長官は前任者が決め、首相に推薦し、そのまま指名されてきた。今回も同様であったが、司法行政の経験が長い堀籠氏以外にないと見ていた関係者が多かった。各紙やNHKは退官する町田顕長官ら ………

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