2006年11月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
陸運大手の佐川急便が、航空機を保有し、「陸―空―陸」のドア・ツー・ドアの国際配送サービス「インテグレーター」事業に挑戦する。参入のメドは羽田空港が国際空港に戻る09年。貨物需要の伸びが大きい、日本―中国便が狙い目だ。佐川はノウハウ習得のために10月31日、貨物航空子会社のギャラクシーエアラインズを通じて国内線に進出する。当面は1号機を使って深夜から早朝に羽田―北九州、羽田―那覇空港間を各週6往復する。来春の2号機就航後は羽田―新千歳、北九州―那覇間も結ぶ計画だ。 佐川は陸の「王者」だが、空の世界では全くの素人。このため、航空貨物に強い日本航空に10%出資してもらい、運航技術や整備を委託するほか、11月10日ごろから集荷面でもギャラクシー便の貨物スペースのうち一定割合を日航に買い取ってもらうコードシェア(共同運航)も始める。 しかし、世界の4大大手であるドイ ………
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