NTT東「ひかり電話」の陥穽

ネットが不慣れなデンワ屋。「蟻の一穴」でたちまち渋滞。なぜかくも脆いのか。

2006年11月号 BUSINESS

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「デンワ屋さんとしちゃ、前代未聞の赤っ恥。NTT東日本の連中は、深刻さが分かっているのか……」 世界最高水準の電気通信技術を堅持してきた誇り高きNTTのサービスインテグレーション基盤研究所(SI研、旧武蔵野通研)の技術陣が、天を仰いだ。 3連休明けの9月19日から21日の3日間、NTT東のIP(インターネット・プロトコル)電話「ひかり電話」が渋滞現象(輻輳(ふくそう))を起こし、事実上不通になった。グループ内から嘆きの声が聞こえるのは、回復までに19日は11時間、20日は12時間半かかり、21日は通話の事前制御を8時間近く行うなど、日中ほとんど使えなかったからだ。「つながらない」という利用者の苦情は3日間で4万5千件に達した。 25日、NTT東の高部豊彦社長は会見して陳謝。「100年前からの(技術蓄積のある)PBX(電話交換機)に比べて、IP網は始まってまだ2、3年の技術。ノウハウ不足 ………

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