北朝鮮「局部攻撃」の選択肢

地下核実験でレッドラインを越えた。「火遊び」中国の誤算。海上臨検の次に待つのは……。

2006年11月号 COVER STORY [核クライシス]

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 10月9日午前10時半過ぎ(日本時間)、北朝鮮の北東部、日本海岸の咸鏡北道金策市上坪里付近で地震(日本の気象庁観測でマグニチュード4.9)が発生、朝鮮中央通信は「地下核実験に成功した」と発表した。安倍晋三首相がまさに中国と韓国を歴訪中のタイミングで、実験予告声明を発表してからわずか6日後である。北朝鮮が最後の一線(レッドライン)を越えたことで、東アジアの戦略風景は一変した。 誰の目にも明らかなのは、2003年から北朝鮮と日米中韓ロの周辺5カ国が不定期に開いてきた「6カ国協議」システムの崩壊である。このシステムは、1994年に米朝枠組み合意によって核放棄を約束したはずの北朝鮮が、密かに核開発を継続していたことが発覚、02年に核拡散防止条約(NPT)を脱退したのを機に、改めて北朝鮮に核開発廃棄を求める場として設けられた。 ところが、周辺5カ国の足並みの乱れを見透 ………

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