経済財政諮問会議にうるさ型の伊藤忠会長ら

2006年11月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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 練達の与謝野馨氏から非議員の大田弘子氏へ担当大臣のバトンが渡された経済財政諮問会議。改選された民間議員には御手洗冨士夫・キヤノン会長、伊藤隆敏・東大大学院教授、八代尚宏・国際基督教大教授と並んで伊藤忠商事の丹羽宇一郎会長が名を連ねた。 異彩を放ったのは丹羽氏の起用だ。日本経団連会長として御手洗氏は早くから「当確」。もう1人の企業人について、官邸側は当初、トヨタ自動車の張富士夫会長を望んでいた。ただ、トヨタからの起用となれば、奥田碩氏に続く連投となる。さらにトヨタにはリコール問題にからむ逆風も強いことから、張氏が固辞した。 ならば経済同友会から誰か、ということで丹羽氏が浮上した。丹羽氏は同友会で公務員制度改革委員会の委員長を経験したもの、財界活動にはそれほど熱心でない。しかし、同友会の北城恪太郎代表幹事は改選期が近いうえ、靖国参拝にノー ………

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