小泉靖国参拝に真宗教団連合が猛反発

2006年10月号 連載 [RELIGIOUS WORLD]

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 世界約100カ国からの宗教者が一堂に会し、平和構築に向けて宗教の役割を話し合う世界宗教者平和会議(WCRP)の第8回大会が8月下旬、36年ぶりに日本で開催された。開催地は第1回と同じく、仏教各宗派の本山が集まる京都。世界各国の宗教指導者が集うだけに各メディアは大取材団を投入したが、大会の最大のトピックは皮肉なことに、討議内容よりも北朝鮮代表団への法務省の入国拒否だった。 法務省は北朝鮮からの入国申請を拒否し、その理由を「先のミサイル発射を受けて入国審査を厳格にした結果」とした。大会事務局は、平和を話し合う会議への出席者にビザが発給されないのはいかがなものか、と遺憾の意を表明。そんな中、開会式が行われ、ホスト国の首相である小泉純一郎氏が挨拶に立った。 会場を埋め尽くした各国の宗教指導者はその挨拶に万雷の拍手を送ったが、日本側には顔をしかめる人々も少 ………

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