英連合王国揺さぶるブラウン「後継首相」

2006年10月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]

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 1997年から9年余の長期政権となった英国のトニー・ブレア首相は、9月24日に始まる労働党大会を前にした同7日、「今党大会が党首として最後の大会になる」と1年以内の退陣を表明した。対米追従が不評で支持率が低迷しているブレア首相は、後継有力候補のゴードン・ブラウン財務相にバトンタッチする時期をなかなか表明せず、財務相周辺を苛立たせてきたが、大衆紙では「来年7月退陣説」が流れるなど世論の圧力に屈した格好だ。しかし禅譲にも暗雲がたれ込めている。ブラウン氏がスコットランド出身であるため、野党保守党が「首相にふさわしくない」と攻撃。ブラウン問題は、連合王国を揺るがしかねない危険な火種となっているからだ。 背景には、スコットランド議会が99年に約300年ぶりに復活したことがある。これにより、スコットランドは教育や社会福祉政策を独自の議会で決める権限を得た。しかし ………

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