2006年10月号 連載 [メディアの急所]
「元祖・モノ言う株主」の糸山英太郎氏が、テレビ東京の株を約3%取得したことをロイター通信が8月23日にすっぱ抜き、同社を困惑させている。同株を巡っては昨年、村上ファンドが触手を伸ばし、さらにホリエモン系ファンドが取得して株価が乱高下したばかりだが、糸山氏は同月25日付の自らのブログで「彼らのような安っぽい銭勘定で買ったのではないし敵対的なものでもない」と前置きし、「テレビ東京が抱えるビジネス上、解決すべき諸問題が株価の頭を抑えている」と指摘する。 具体的には、糸山氏が経営する新日本観光が昨年2億円のスポンサー料を支払ったゴルフ番組について「内容に対する説明責任を果たしていない。契約書も無く、スポンサーに対して役員一人挨拶にこない」とかみつき、「最近の行儀の悪い企業をも相手にビジネスを展開するなら、契約書を整え、もっと脇を締めていく必要があろう ………
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