「なにわの人工衛星」頓挫のピンチ

東大阪の力では所詮無理だったのか。小泉首相も持ち上げた中小企業の「夢」は内紛などで砕けそう。

2006年10月号 BUSINESS

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 小泉政権が中小企業再生の象徴としてもてはやし、さんざん人気取りに使った東大阪発の人工衛星「まいど1号」(愛称)の開発計画が、頓挫の危機に瀕している。地元企業もプロジェクトから逃げ始めた。経済産業省系の独立行政法人、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から7億円の補助金を受けるなど公的支援を受けており、「公金の無駄遣いだ」(地元関係者)との指摘もある。 小泉首相は2002年10月の所信表明演説で、この人工衛星プロジェクトを元気な中小企業の話として紹介した。プロジェクトの中心となったのが、中小企業の集積地、東大阪市でボーイング向け部品などを生産しているアオキの青木豊彦社長。がっちりとした体躯のいかにも町工場のオッチャンという風貌。ダミ声の人なつこい大阪弁で衛星開発の夢を語るプロジェクトの「顔」だった。「宇宙産業を地場産業に。不況も吹っ飛ぶ街 ………

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