大阪府の面子丸つぶれも 肝いり中古車会場が大不振

2006年10月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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 中古車販売店はオークション会場での競りで商品を仕入れる。全国に150以上の会場があり、昨年1年間だけで新車販売の約1・4倍の800万台がオークション会場に流れた。 大阪府がそのオークション会場を軸に中古車輸出基地を作ろうとしている。大阪府港湾局は、大型ふ頭・汐見沖地区に430億円という巨費を投じ、09年度までに延べ面積約200ヘクタールを埋め立て造成し、中古車輸出基地とする計画。すでに一部では事業が始まった。全国で初めての地方自治体が運営企業を公募したオークション会場であり、7月から中古車事業会社のGNNが営業を開始した。会場設備建設だけで約15億円を投じ、同地区の目玉事業となるはずだったが、2カ月近く経過しても当初の思惑どおりに事業は進んでいない。 計画では、1開催につき2千台の中古車を集めることにしていた。初回(7月3日)こそ2453台を記録したが、2回目以降は1 ………

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