不祥事噴出に揺れるメディセオ・パルタック

2006年10月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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 医薬品卸売業の最大手「メディセオ・パルタックホールディングス」(本社、東京・神戸、熊倉貞武社長)が不祥事で揺れている。きっかけは8月24日にメディセオ・パルタックの子会社「クラヤ三星堂」の元社員・浅野勇文容疑者(33)が体外診断薬の販売代金を水増し請求、代金を騙し取った容疑で、大阪府警に逮捕されたことだった。 浅野容疑者は、02年3月から06年4月にかけて検査薬8品目の納品書などを偽造し、販売代金を大阪府立母子保健総合医療センター(和泉市)に水増し請求。クラヤ三星堂の預金口座へ代金を振り込ませた後で、クラヤ三星堂と取引のあった雑貨店「エイリエス商事」(吹田市)を経営する新部博幸容疑者(56)に、その水増し分を請求させ約1260万円を詐取したという。クラヤ三星堂は6月に浅野容疑者を懲戒解雇し、7月にエイリエス商事を詐欺罪で告訴した。府警は余罪を追及しており ………

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