サラ金「上限金利」の茶番劇

女性課長補佐の正義感と小泉チルドレンの迷妄で「欠陥」法案。アメリカから横槍も……。

2006年10月号 BUSINESS

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 忘れもしない。眼光は炯々(けいけい)として鋭く、ド迫力のだみ声。スカート姿の秘書が床に跪いてお茶をいれる。消費者金融最大手の武富士の創業者、武井保雄氏を10年前に取材したときの光景である。サラ金社長とはつくづく異形の存在だと思った。 その武井氏が8月に逝った(85ページ「ひとつの人生」参照)。彼の死とともに、消費者金融業界そのものが消えかけている。皮肉にも1980年代のサラ金地獄への反省から同業他社は「脱武井」をめざし、情報開示や株式公開を進めていた。それをアイフルがぶちこわした。違法な取り立てが相次いで、4月に金融庁から全店業務停止処分を受け、社会全体を敵に回したのだ。 そこで「日本には上限金利が二つある」というかねてからの矛盾の解決が図られる。出資法の29.2%と利息制限法の15~20%に挟まれた「グレーゾーン金利」を廃止、出資法の上限金利を利息制 ………

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