第一三共が大リストラ早退手当を大盤振る舞い

2006年9月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

 昨年9月末に統合し、日本で第2位の製薬会社となった第一三共では、今秋から始まるリストラに社員たちが身構えている。現在は、持ち株会社である第一三共の下に、第一製薬と三共の二つの事業会社がぶら下がっているが、来年4月にはこの2社も統合し、事業会社としての第一三共が発足する。関連会社も含め、両社単純合算で約1万8500人いる社員をどこまで減らすことができるかが、重要な経営課題となっている。 05年度の売上高でみると、トップの武田薬品工業は1兆2122億円で、社員数は約1万5千人。第3位のアステラス製薬(売上高8793億円)も約1万5千人。これに対して第一三共は9259億円で1万8500人。効率性・生産性の面から人員削減は欠かせない状態だ。 なかでも、営業要員は約4千人と国内最大規模をもつが、すでに来年4月以降の営業体制は約3500人と確定しており、500人のリストラが必要だ。第一三 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。