牛肉屈辱外交の裏側何でも目をつぶる「密約」

農水大臣は「逃げた」。「カネと票」に執着して消費者不在。

2006年9月号 DEEP

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「輸入再開を決定した旨、米国政府に対し通知することといたしました」と、農林水産大臣臨時代理を務める川崎二郎厚生労働大臣が7月27日に記者会見で発表。牛海綿状脳症(BSE)の原因物質が蓄積しやすい背骨が混入していたため、1月20日から停止していた米国産牛肉輸入の再開が決まった。 ところが、肝心の「牛肉行政」の最高責任者、中川昭一農水相はWTO(世界貿易機関)の会合への出席を理由に記者会見を欠席。中川農水相は昨年12月に一度再開を決めた際の会見も海外出張を理由に欠席しており、「何か問題が起きた際の責任逃れであることは見え見えだ」(農水省関係者)といわれている。 川崎農水相代理は記者会見で、背骨や脳髄といった危険部位が今度見つかった場合、再び輸入を全面停止することを「確約」したが、関係筋によると、実は米国との間では危険部位が見つかっても全面的な「禁輸」に踏 ………

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