麻原裁判いよいよ大詰め死刑か控訴審再開か

2006年9月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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 地下鉄サリン事件などで殺人罪などに問われているオウム真理教(現アーレフ)元教祖・麻原彰晃被告(51)=本名松本智津夫の裁判で、最高裁は弁護団が申し立てた特別抗告に対する結論を9月下旬にも出すとみられている。死刑確定か控訴審再開か。10年がかりの裁判は大きなヤマ場を迎える。 麻原被告に対し、東京地裁は04年2月、死刑判決を言い渡した。一審の国選弁護団は直ちに控訴。新たに選任された弁護団は、奇異な行動を続ける麻原被告には訴訟能力がないとして、裁判の停止と麻原被告への治療を求め、一審判決に反論する控訴趣意書を期限までに提出しなかった。 東京高裁は精神科医に麻原被告を診断させ、訴訟能力はあると判断。今年3月、一度も控訴審公判を開かないまま、控訴趣意書不提出を理由に控訴を棄却。弁護団は異議を申し立てたが、東京高裁の控訴棄却した裁判官とは別の裁判官3人に異 ………

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