2006年9月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
民主党の小沢一郎代表周辺が前原誠司前代表に神経を尖らせている。偽メール問題で代表を交代して以来、前原氏は言動を控えてきた。しかし、北朝鮮のミサイル発射を機に政府・自民党内から出てきた敵基地攻撃論に対して、否定的な立場を鮮明にする小沢氏と一線を画す意見を主張し始めた。敵基地攻撃論は北朝鮮のミサイル発射に対抗する手段として、額賀福志郎防衛庁長官や安倍晋三官房長官が言及。小沢氏が「北朝鮮の日本攻撃はありえない」「むちゃくちゃな暴論だ」などと厳しく批判したのに対し、前原氏は自らのホームページで「国際社会の圧力によって北朝鮮を追い込もうと考えれば、今は敵基地攻撃論を封印すべきだ」としながらも、「自分の国は自分で守ることは主権国家の原点。同盟国が常に日本にとって合理的な判断を下すとは考えられない。情報収集能力を向上させ、敵基地攻撃の能力を日本独自 ………
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