北の「核」に対抗策あるか

2006年9月号 連載 [「軍略」探照灯 第5回]

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北朝鮮の弾道ミサイル発射に対し国連安保理は7月15日、中国の主張に沿い、国連憲章第7章に言及しない「非難決議」を全会一致で採択した。日本が強く求めていた「制裁決議」ではないし、最終局面では米国も第7章にこだわらぬよう日本説得に回ったのだから、外務省が「中、露が折れ、日、米の案に乗った」と手柄顔をするのは強弁の感が強い。 米国は北のミサイル発射後、直ちにヒル国務次官補を北京に派遣し、中国が北朝鮮を説いて6者協議に復帰させるよう求めた。その後東京を訪れたヒル氏が語った如く、米国の最終目的は6者協議に北朝鮮を復帰させ、核問題を解決することにあったのだから、米国が国連で日本と共に制裁を唱えたのは陽動作戦で、主戦場は明らかに中国による説得にあった。日本が制裁決議の採択を急いだのに対し、米国が「中国の説得の成否を見よう」と、次々と採択延期に動いたのも当然 ………

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