「コーカサスのレバノン」グルジアで一触即発

2006年9月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]

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 ウクライナとともにロシア周縁の“火種”となっている黒海東岸のグルジアが、国土分断の危機に直面している。7月下旬、支配が及ばない北西部のアブハジア(自治共和国)のコドリ渓谷に特殊部隊を派遣、ロシアが支援する分離独立派の掃討に乗り出したが、駐留するロシア平和維持軍と一触即発でにらみあっている。 03年「バラ革命」後に登場したグルジアのサアカシビリ政権は、親米路線でプーチン・ロシア大統領の逆鱗に触れ、ワインやミネラル水の輸入制限やガスの供給停止など経済的な締め上げにあっている。国内でもロシアに隣接するアブハジアや南オセチア(自治州)で分離独立派が蜂起、ロシアの影がちらつく「内憂外患」状態。今回の掃討作戦にロシアは「94年の停戦合意違反」と非難、空軍高官もグルジアに警告を発した。7月末、アブハジア議会はロシアに支援を要請、ロシアはグルジアにコドリから ………

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