「中国青年報」がつきつけた深刻な農村間格差

2006年9月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]

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 所得格差問題が日本とは比較にならないほど深刻な中国で、南京大学の研究グループが発表した詳細な報告が衝撃を与えている。従来の所得格差の捉え方は都市-農村間であり、近年ようやく都市間格差も注目されるようになってきたが、この調査はこれまで等閑視されてきた農村間の格差に光をあてたのがミソ。これを「独自ダネ」として報じたのは、付録の「氷点週刊」が一時停刊を命ぜられるなど当局批判を強める「中国青年報」で、豊かな農村と貧しい農村では年収で12倍もの差があることが判明したという。 報告を発表したのは南京大学の社会学部とメディア・コミュニケーション学部を中心にしたグループ。今年5月、教員と学生の10班が山東、陝西、河北、河南、山西、安徽、天津、湖南、江蘇、広東省の農村20村を調査。その結果、江蘇省華西村では05年度、村民1人当たりの年収が1万8千元(約27万円)を超 ………

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