日立に1千億円賠償迫る中部電力のお家騒動

2006年9月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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 日立製作所製のタービン損傷で、中部電力は、“切り札”の浜岡原子力発電所5号機が操業停止に追い込まれた。逸失利益が約1千億円となる中電社内には、日立に損害賠償を求める「強硬派」と、現物補償で矛を収める「温情派」がいて、社内が揺れている。損傷の原因は「(日立の)設計上の問題である可能性が非常に高い」(三田敏雄・中電社長)ということで、両社の認識はほぼ一致。日立の庄山悦彦会長も先月、中電本店を訪れて謝罪した。「温情派」は、巨額の損害賠償を求めたら「メーカーが最新技術の開発に挑戦できなくなる」との考えだ。 これまでの中電ならメーカーとの共存共栄を優先させるところだが、今の中電には温情だけでは片付けられない事情もある。責任を取って辞任した前会長の太田宏治氏が行った不明朗な古美術取引問題(係争中)がまだ社内で尾を引いているのだ。 役員の中には日立への ………

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