東芝のWH買収の目論みは「原子力潜水艦」の建造?

2006年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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 中国の軍事力増強への対応や日本のシーレーン防衛の観点から原子力潜水艦の保有が現実味を帯びてきた。海上自衛隊の潜水艦はディーゼルエンジンを用いているため、浮上して燃焼用の空気を取り入れる必要がある。小型原子炉を積む原潜ならその手間が省け、航行距離も一気に延び、シーレーン防衛に有効だ。原子炉のエネルギーを使って酸素も水も作り出せる。日本の潜水艦建造能力は高く、発電用原子炉として加圧水型軽水炉(PWR)の実績も豊富で、小型化にも対応できる。 こうした文脈から、東芝による米原子力プラント大手のウエスチングハウス(WH)の買収には別の側面が浮かぶ。東芝は丸紅や石川島播磨重工業などと共同出資で資金を手当てする構え。石播傘下のアイ・エイチ・アイマリンユナイテッドの横浜工場(横浜市磯子区)は潜水艦の修理機能を持つ。これを拡張して潜水艦建造機能を持たせ、東 ………

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