キヤノンのデジカメをソニー、松下電器が狙い撃ち

2006年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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 ソニーと松下電器産業が一眼レフのデジタルカメラ市場に攻め込んだ。ソニーが初級機、松下が中級機と路線は分かれたものの、それぞれ工夫を凝らしている。ソニーはAF(自動焦点)一眼レフの市場を切り拓いたコニカミノルタの「αシリーズ」のレンズがそのまま使えるようにし、αの名前も残した。松下はカメラの老舗、独ライカのカメラレンズを搭載し、手ぶれ補正機能などもつけた。 狙い撃つのはもちろんキヤノン。新開発のSED(表面電界ディスプレー)でテレビに参入するキヤノンの本丸に攻め込み足元を脅かす狙いなのは明らかだ。複写機やレーザービームプリンター市場に後発で参入しながら大きなシェアを獲得したキヤノンは、ソニーや松下にとって潜在的な脅威。早めに成長の芽を摘んでしまおうというわけだ。ソニーや松下は家電メーカーらしい半導体技術を盛り込み、客の目をひきつける作戦。猛烈 ………

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