2006年8月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
「MOTTAINAI」は、首長の交代を促すキーワードになる――7月2日投票の滋賀県知事選挙で自民と公明、民主の3党が相乗りした現職が、新人の女性候補にまさかの敗北を喫した。現職が進めてきた新幹線の新駅とダムの建設を、新人は「もったいない」と切り捨てた。ケニアの環境保護活動家が日本を訪れた際にこの言葉を知って感動した話が、「MOTTAINAI」ブームを巻き起こした。秋に予定されている福岡市長選挙戦で現職に挑むと囁かれている有力新人にも追い風になるだろう。福岡市の公共事業の「もったいない」状況については、本誌7月号の「何をいまさら『五輪』招致」で詳報済みである。 福岡を本拠とする名門ブロック紙の元経済部長で現在編集委員を務める吉田宏氏が、市長選の有力候補である。現職が進める五輪招致や新国際空港の建設について「もったいない」の立場を明らかにしている。吉田氏は東京支局 ………
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