「テポドン2」失敗で恥かいた北朝鮮

2006年8月号 連載 [「軍略」探照灯 第4回]

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 いわゆる「平和ボケ」には二つの症状があるようだ、と最近感じている。第1は軍事問題や戦争のように忌まわしいことから目をそむけ、考えないようにする症状だ。第2は必要以上に怯え、やたらに騒ぐ症状だ。細菌について知識がない人が、全く不衛生なことをするかと思えば、突然ばい菌の脅威に目覚めると、身の回りの品物を全て抗菌性にしたがるようなかっこうだ。 7月5日、北朝鮮が弾道ミサイル7発を実験発射した際の日本政府、メディアの興奮は、まるで核弾頭付きのミサイルが発射されたような騒ぎぶりだった。ミサイル実験では、もちろん実戦用の弾頭を積むわけではない。代わりに飛翔の状況を地上に知らせるための電波発信装置「テレメーター」を付けて飛ばすのが普通で、それでないと実験の意味が乏しい。万一、コースが大きくずれて日本に向かったとしても、大気圏に突入する際にはミサイル本体 ………

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