中国の対日「微笑」に試練

「ポスト小泉」をにらんで雪解けへ舵を切ってきたが、北朝鮮のミサイル7発で思わぬ緊張に遭遇。

2006年8月号 GLOBAL [パワーゲーム]

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「条件が整い、適当な機会に貴国を訪問できるよう願っている」 通常、北京に赴任した各国新任大使が中国国家主席に対して行う信任状の奉呈は、所要時間5分以内の形式的かつ簡潔な行事にすぎない。 しかし、6月10日の宮本雄二大使の場合は様相が異なっていた。胡錦涛主席は、15分以上の時間を割いて日中関係重視の姿勢を説明し、自身の訪日の可能性にも言及するなど、日中関係の改善を強く希望するとの明確なメッセージを宮本大使に託した。この胡錦涛発言は、今年4月以降に表れてきた中国側の微妙な対日姿勢の変化を示している。 冷え切っていた日中関係は、果たして「雪解け」を迎えたのか。その真贋を問うてみよう。 昨年11月に小泉純一郎首相が再び靖国神社を参拝してから、中国側は日中首脳会談はおろか、外相会談や主要閣僚の訪日さえも凍結する姿勢を続けてきた。2月に戴秉国・中国外交部常務 ………

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