2006年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
JR東日本は、民営化20周年に当たる来年、駅売店「キヨスク」の名称変更を予定している。最大の理由は、キヨスクのイメージ低下と販売不振にある。キヨスクの対面販売が女性や若者のニーズに合わず、これまでの主要顧客だった中高年男性の購売も年々、減少しているからだ。 現に、キヨスクの「売れ筋3品」であるタバコ、雑誌、新聞の販売額は減る一方であり、キヨスクの売上高は15年前に比べ6割も減少しているという。JR東日本は、一部の駅でキヨスクに代えてコンビニの「ニューデイズ」を展開しているが、今後、さらに店舗数を増やし、3年後にはキヨスクの売上高を上回ることを目標にする。 名称変更のもう一つの狙いは、キヨスクの経営改革。いまだに労働組合が隠然たる力を持つ、鉄道弘済会を前身とするキヨスクの人件費削減を迫る考えだ。JR東日本の子会社である東日本キヨスクがキヨスク各店にP ………
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