次の総理秘書官はだれ?

2006年8月号 連載 [人事 HUMAN FACTOR]

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 財務省ではいま、「だれが総理になるか」だけではなく、「だれが総理秘書官に選ばれるか」が注目されている。 小泉純一郎総理に5年以上にわたって仕えた丹呉泰健秘書官が、霞が関の中央官庁に対して圧倒的な存在感を示したように、財務省から首相官邸に入る総理秘書官は省内外に影響力を持ち、将来の事務次官候補となる可能性が高い。それだけに、政権交代期になると、財務省内は「次期秘書官はだれ?」という話題で持ちきりになる。「ポスト小泉」の秘書官は、丹呉氏が昭和49年入省組で在任期間が5年余の長期に達したため、昭和54年組から起用されると見られる。「54年組」は俊英揃いで有名だが、このうち「安倍総理なら当確」といわれているのが田中一穂秘書課長。一方、福田総理誕生の場合は、福田官房長官時代に秘書官として仕えた木下康司総合政策課長の官邸入りが確実視されている。 ………

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