鹿取外務報道官更迭の真相

2006年8月号 連載 [人事 HUMAN FACTOR]

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 外務省のスポークスマンである鹿取克章報道官が1年で更迭され、後任に坂場三男中南米局長が就く。本誌前号(佐藤ラスプーチンに「爆弾証人」)が報じた佐藤優外務事務官(休職中)の控訴審がきっかけで、鹿取報道官が会見で「食言」し、短期更迭の引き金となったようだ。 外務報道官のポストは02年の鈴木宗男事件で傷ついた外務省を立て直そうと昨年7月までNHK記者出身の高島肇久氏がつとめたが、それ以降は鹿取氏(73年入省)をあてる内部起用に復していた。鹿取氏はそつなくスポークスマン役をこなすため、省内では詳細な答弁応答要領(想定問答集)を求めてきたが、つまずいたのがこの6月20日。東郷和彦元条約局長が佐藤被告の弁護側証人に立ち、条約局長と外務事務次官の決裁があって背任にはあたらないと証言した。ところが、報道官は会見で「(決裁は)組織的なものではないという認識です」と ………

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