米政権内に「安倍待望論」サミット後に訪米か

2006年7月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

 安倍晋三官房長官が自民党総裁選前に訪米する見通しが強まっている。ライバルの福田康夫元官房長官や麻生太郎外相が5月に相次いでワシントンを訪れ、存在感をアピールしたことへの焦りもある。とりわけ福田氏の外遊予定が目白押しであることを気にしているようだ。「日本にじっとしているとストレスがたまる。そろそろ外国に行きたいね」。安倍氏はこのところ周辺にこう口にする。小泉純一郎首相の外遊中は常に留守番役であることが物足りないらしい。「小泉さんの6月末の訪米に同行できれば最高だ」とも語った。 安倍氏は昨年のゴールデンウィークに訪米し、チェイニー副大統領やライス国務長官らブッシュ政権の要人と会談して以来、ワシントンからは遠ざかっている。 しかも、米政権内では「安倍氏待望論は7割を占める」(米側の日米外交筋)とされ、好条件を活かさぬ手はないと判断した模様。実 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。