小沢が仕掛ける仰天「福田擁立」シナリオ

2006年7月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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「ポスト小泉」政局に乗じて民主党の小沢一郎代表が福田康夫元官房長官を支持して政界再編を仕掛けようとしている─│。永田町ではそんな囁きが聞かれる。皆「まさか」と懐疑的だが、政権獲得に政治生命をかける「何でもあり」の小沢氏のことだけに、単なる噂話とも言い切れない。その前提となるのは、9月の自民党総裁選に、安倍氏と人気で同氏を追う福田氏が立候補することだ。つまり、下馬評通り安倍氏が次期総裁に選出されても、両者の衆院議員の得票差が民主党の議員数を下回った場合、総裁選後に実施される国会での首相指名選挙で、民主党が福田支持派と連携して福田氏に投票、政権を奪取しようというのだ。 こうしたシナリオは、小沢民主党発足直後から密かに練られ、すでに「自民党の福田氏支持勢力の一部に非公式に伝えられた」(民主党筋)という。無論、そもそも自民党の福田支持派がすんなり ………

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