国連「アナン後継」難航米国の孤立主義に拍車も

2006年7月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]

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 今年は国連の前身、国際連盟を提唱したウッドロー・ウィルソン米大統領の生誕150周年にあたるが、イラクの泥沼から抜け出せない米国で澎(ほう)湃(はい)と湧きあがる国連不信は、コフィ・アナン氏の後任事務総長が誰になるかで、米国が孤立主義に傾斜していく恐れが強まっている。 5月25日、米議会の上院外交委員会(リチャード・ルーガー委員長)は、国連改革をめぐってジョン・ボルトン国連大使を呼んで公聴会を開き、いつになく激しい質疑応答を行った。ルーガー委員長が「米国と世界は効率的な国連から利を得ると信じるが、国連が浪費と腐敗と行きすぎた官僚主義に毒されている限り、貧困や疾病、飢餓克服の戦いは困難である」と問題提起。北朝鮮との交渉役だったボルトン大使も、1990年代にイラクで国連が主導した石油食料交換計画(OFF)が深刻な腐敗に染まっていた事例を挙げたほか、「不 ………

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